林間学校の思い出
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9月13日〜15日まで赤城東毛林間学校が行われました。
最初の予定とずいぶん狂いましたが、
予定していたことはできたのでよかったです。
更新作業が遅れてすいませんでした。
無事に完結しました。

クラスの窓からの別情報
東毛林間学校校歌
レクリエーション(室内オリンピック)<予定>
三日間の予定

林間学校の目標
・自分の行動に責任を持ち、しっかりとした生活をしよう。
・カッター訓練を通して、体をきたえ、クラスの団結を深めよう。
・自然を大切にし、登山を頑張ろう。
・レクを通して、友情を深め、楽しい夜にしよう。
(2学年委員会)

13日
 天気予報では、曇り時々雨の予報でちょっと心配な気分で集合場所に行きました。
集合時刻から5分近く遅れた人もいました。
 大まかな予定の話をした後バスに荷物を入れて出発しました。
10分遅れの9:10に学校を出て、マラソン大会の練習でコースを走っている1年生に手を振ったりしました。
バスの中ではカラオケをしたりしました。
 観光センターでの休憩のときは、他のクラス同士でバスの中で何をやったか聞いたりしていました。
ある組では「先生だけ歌ってみんな歌わないなんて、なんて冷たいクラスなんだ。」と話している先生もいました。
 そして、バスは赤城山に入っていきました。しばらくすると、周りは霧に囲まれて全然見えなくなりました。
カーブの多い箇所に入って少し霧が消えました。しかし、外には小さい霧の固まりが速いスピードで動いていました。
途中にあった温度計では、18度と表示されていました。
 昼食を食べる大沼湖畔に着きましたが、あたりは霧だらけで見通しが悪く寒い状態でした。
本当はここで食べる予定でしたがガス(霧)がひどくてこれで食べるのはつまらないだろうということで、林間学校で
食べることになりました。
 こういうことが決まるまでの間、そとは遠くが見えたり、時には隣のバスが見えなくなってしまうほどのガスに閉ざされたり
して、このとき「山の天気は変わりやすい」ということにとても実感しました。
 <林間学校着>
 荷物を部屋に置き、食堂で弁当を食べた後入校式が行われました。
入校式では先生方が一番心配していた校歌を大きな声で歌えてよかったと思ったのもつかの間、管理人さんのあいさつでは
怒られてしまいました。なにが悪かったというと、まず校歌は上手に歌えたと誉めてくれました。しかし、一部の生徒が
ズボンの裾を床に引きずっていることに怒ったのでした。
「前の学校でも同じようなことがありとても腹が立つ。」と言いました。
「大掃除できれいなった床を外で引きずってきた裾で汚されては困る。
 外ではいくらでもパンツが見えるほどおろしてもいいが、この林間学校の中では俺が許さない。」
ときつい言葉を言われました。
また、
「責任・責任と言うが、責任って何だ。」
「じゃあ、管理人さん説明しろといわれても俺も説明できないが、辞書で調べてみた。
 そしたら、
『やらなければならないことはきちんとやる。やってはいけないことはやらない。』と書いてあった。
 これしか書いてないんだよな。だから俺はこう思う。
 林間学校では規則が厳しかったりで大変だとは思うが、やる気を持って行動して欲しい。
 カッターが上手に漕げなくてもいい。人間できないことはあるんだから。神様じゃないんだから。
 でも、やる気を持って行動して欲しい。」
と言いました。こんなことも次に話しています。
「前、こういうことがあった。
 食事係がおかずなど並べているときにある生徒が少しつまずいてしまい、ひとつぐちゃぐちゃになってしまった。
 私は、別に新しいものに取り替えればいいし、自分はそのままにするだろう。
 そしたらそいつは、それを違う席に運んだ。
 おれは、
『今何やったんだ。』と聞いた。
 そしたら、
『あそこは自分の席です。自分がこぼしたので自分が食べるんです。』と言った。
 俺は、これが責任なのかなと教わったような気がする。
 だから気安く責任だの言葉は使うな。」
と言いました。
「でも、さっきの校歌を聴いて印象が変わった。やればできるんじゃないか。当たり前なことができて
 なんでこんな簡単なこと(ズボンの裾)ができない。
 みんななぜかズボンを上げないで上着を下げるんだよな。おかしいよな。」
と話をしました。
この管理人さんのあいさつの話で改めてこの林間学校に来た目的は何かと考えさせられました。
 この後写真撮影の後カッター訓練という予定でしたが雨のため中止になり屋内でカッターの説明をしました。
そこでは管理人さんから注意事項などを聞きました。
「今年救命胴衣がやっと新しくなりました。最初は傷ついているものなどだけを買い換える予定でしたが、
 
『子供たちに【あいつはきれいなやつで自分は汚い物】などという気持ちを持たせたくない。』
 『でも、それも訓練の一つでしょう管理人さん。』
 『だったら、新しいのは買わなくていい。』
と話してやっと全部新しい物になった。
 だから大切に扱って欲しい。」
と言いました。
夕食の後おこなうはずだったキャンプファイヤーは雨で中止になってレクリエーションになりました。
 <室内レクリエーション(室内オリンピック)>
 当初予定した順番を変更して行われました。
最初の競技は「あっちむいてホイ」でした。
僕のクラスでは決勝戦まで行って惜しくも負けてしまい準優勝でした。
 次の競技は「新聞破ってながーく嶋SHOW」です。
一枚の新聞紙を工夫して破り長さを長くします。制限時間がよく分からず途中の人も何人かいました。
結局早く破った人たちが上位に入賞すると言うことになってしました。
自分のクラスの成績は不明です。
 3番目の競技は「新聞紙に載れ」です。
時間が無くなってきてしまったので最初のルール(新聞紙にみんなで乗って、どんどん折って小さくしていき
いつまで乗っていられるかというものでした。)を変更して折った新聞紙にどれだけ長く乗っていられるかという
ものになりました。当然スペースが小さいので誰かを背負ったりしなければなりません。
スタート開始直後に崩れてしまい失格になったりするクラスもありました。(自分のクラスも)
 この競技で時間が来てしまい、残りの4種目は行いませんでした。
 <就寝>
 こうして1日目の活動は終わりました。
今日は初日なのでみんな話をしたりしていてずいぶん怒られました。
午前2時ぐらいまで起きていた人もいたようです。

14日
 朝起きて見てみたら外はまだ少しガス(霧)がたちこめていました。
朝の集いでラジオ体操をした後、掃除をして朝食になりました。
食べ終わる頃、今日の予定についての連絡がありました。
「カッターを天気がいいうちに行いましょう。」ということで午前中に予定されていた登山は中止になり
カッター訓練を行うことになりました。
<カッター訓練>

 最初の予定では前半・後半に分かれて行うはずでしたが、とにかく天気の良いうちにということで
いっきに4そう借りました。5クラスあるので、1クラスごとずれて乗っていくという方法をとりました。
 管理人さんに言われたとおり艇庫でライフジャケットを着用し、オールや舵などカッターに乗せる物を
大沼まで運びました。
 大沼に着いたとき、辺りはガスだらけ。(遠くがぼんやり暗く見えるほど視界が悪い状態で本当にこれで
大丈夫なのか?)と思ったりしました。
 艇庫から運んできた道具を今度はカッターに載せます。今回は新しい2号艇です。
ひざぐらいの所まで水がくる水位(岸)でした。そこから桟橋(大きい浮き)まで木の板(途中箇所に出っ張っている
ところがあり、そこに足をかける)が掛かっていました。
 幅が結構無いので、(このまま横に落ちるのでは?)と思ったりしました。結局その板のところでオールなどをバケツ
リレーで運ぶことになりました。最初に舵がやってきました。思ったより重くて大変でした。
 次にオールを運びました。危ない足場(斜めの状態)でいきなり速く渡してくるので落ちそうになり、とても危なかったです。
そして、いよいよカッターに乗船しました。
ふと辺りを見渡すと他のクラスはもう遠くまで行っています。
岸にいる先生が
「さよなら。遭難しないでね。」と言ってカッターを押し出しました。
 つめざおという竹の長い棒で沼の底をさしてさらに沼の方に押し出しました。
次に、オールを舟の縁にある溝に回しながら後ろに送って収めました。
 これで準備は完了しました。いよいよこぎ出します。
しかし、注意があります。みなさんもご存じのようにボートなどは進行方向に対して背中を向けて進みます。
今、進行方向の方に正面を向けているのでこのまま漕ぐと岸に逆送してざしょうするおそれがあります。
なので、先生がボートを漕ぐようにうちらに対して逆になって漕ぎました。
オールはとても重いので普通2人で漕ぎますが一人で両方を漕ぎました。(女性です。)
 だいぶ岸から離れ、今度は方向転換をすることにしました。
回転する外回りの方が漕ぎます。無事方向転換ができたと思って両方で進んでいたら。だんだん岸に近づいてきて
しまいました。昨日の説明の時、管理人さんはこういうことを言っていました。
「大沼には、よく釣り人がいます。
 いくらか前、カッターが糸のところ近づいてしまい糸を切ったことがあります。
 その時、
『ごめんなさい』と言いましたが一部の生徒が笑っていて、その釣り人は林間学校まで来て
 
『弁償しろ!!』言ってきました。何とか説得してその日は帰ってくれました。
 次の日、また糸を切ってしまいました。でも今度はみんな真剣に
『ごめんなさい!!』と言ったので
 
『今度から気を付けてね。』と言われるほどで林間学校にも来ませんでした。
 だから、みなさんも、もし糸とか切ってしまったら心の奥からあやまってください。許してくれるでしょう。」

という話をしました。そして今、なんと釣りをしている人の糸の所に接近しているではありませんか!!
慌てて先生が
「やばい、早く方向を変えないと糸切っちゃうぞ。」と、言ったやさき、
釣り人がこっちを向いて立ち上がりました。(やばい!!)と思いました。
先生は慌てて
「すいません、すぐにどかしますから。」そう言って、みんなに「早く方向転換するよ!!」
必死になっていました。なかなか曲がらず、とうとうすぐそばに糸がある状態でそこを通過中。
(どうか切れないでくれ)そう思いながらゆっくり舟は進んでいます。
 幸いにも、糸は切れずに通過できました。後少し近かったらもうだめだったでしょう。
でも、あと1つ課題が残っています。それは早く方向転換をすること。このままでは確実にざしょうします。
どうも回転がうまくいかないと思っていたら原因は舵にありました。
反対の方向に舵を入れていたのです。これではいくらやっても方向が変わるわけありません。
早速向きを反対にしたら今までのことが嘘のようにすんなりカッターは向きを変えました。
一安心して、やっと沼の中心部へと進みました。
カッター訓練 -実習中>
 まずはカッターがすれ違う時のあいさつとしてかいあげという動作があります。
これはかい(オール)を垂直に立てることです。この動作はあいさつ以外にも、桟橋に戻るときに
必要なことなので必ずマスターしなければなりません。
 かいあげをしたとき、上から水がたれてきて冷たかったけどなんとかできました。
早速他のクラスとすれ違うときにやりました。
 中には、無視してそのまま進んでいく無情なクラスもいました。
 今回のかいあげの中で、おもしろかったことがあります。
それは、いつものようにカッターが近づいてくるのでかいあげ用意をしていました。
相手のカッターは「いち、に。いち、に。」とかけ声を出しています。
カッターの先に学級旗を揚げているのですが、どうもうちの学校で見たことがない旗・・・。
緑の生地に「くるみ 
くろび(こちらが正しいそうです。)」と白字で書かれていました。一瞬(あれは何者!!)と思いました。
どうやら他の学校のカッターだったようですが形がとても似ていて(カッターなんだから当たり前)びっくりしました。
そして、こちらのかいあげに向こうの学校もかいあげをして、「オー!!」とかけ声をかけてくれました。
他の学校同士で、カッターのかいあげという動作でお互い心がつながるような感じがしました。
 今回はあまり波は出ていませんでしたが、波があるときカッターは大きく左右に揺れたりします。
そこで、揺れを一瞬にして止めるかい伏せという動作の練習を次に行いました。
))かい伏せ・・・かいの板を水面に対して平行にして水面につける
今は揺れていないので、わざと前後にいるカッターを漕いでいない人たちが揺らしました。
そしてかい伏せ!!でみんな一斉に水面にかいをふせます。
・・・するとどうでしょう。ピタっと揺れが止まりました。
このまま本当にひっくり返ってしまうのではないかという揺れが一瞬にして止まりました。
みんなは、「とてもおもしろいけど怖い。」と話していました。
 次にかいくみをします。握り手を反対側の足の所までもっていきます。
中心付近で交差をするのでこういう名前なのでしょう。こうすると手を離して休むことができます。
この間にいままで漕いでいなかった人と交代をします。
 交代したあと、さっきやったかい伏せやかいあげをしました。
 午前中のカッターの中、管理人さんが注意をしていた、
「カッターのへりに座ったり、タイタニックのまねをしないように。
 
『管理人さん、足を半分つからせているよ。落ちないのかね?』
 『タイタニックのまねごとをしている人がいるよ!大丈夫なんですか?』

 と、よく電話がかかってきます。だから、そのようなことは絶対にしないで下さい。」
と言っていたのに、
タイタニックのまねをしている人がいました。・・・あの後どうなったんだろう?
・・・こうして午前中のカッターは無事終了。桟橋では女子体育の先生が待っていて、舟を岸に寄せてくれました。
女性なのに綱を引くのが早く「すごい力持ち。」と話していました。
 このあとの午後のカッターでは午前中の時に書かなかったある大変なことが連発して起こります。一体何でしょうか・・・。
<昼食前>
 うちのクラスは少し早く切り上げました。
すると担任は、「早く上がったので、昼食の準備を手伝いましょう。」という話になった。
みんなは文句を言いましたが、仕方なく準備をしました。
うちのクラスのおかげで早い時間に
(予定からは遅いが)昼食を始められました。
<昼食>
 いつも決まって出るカレーライスでした。
フードファイOみたいに早食いをしている人もいて
「すげーはやい。」とみんな話していました。
午後も引き続きカッターをやることが決定しました。
<カッター訓練>
 午前中の時は自動的に排水されるカッターだったのですが、午後のは古い5号艇だったので
自分たちであかくみという道具で中の水をかきだして乗船しました。
 今回は女子体育の先生
(午前中のカッターで力持ちと言われた)も一緒に乗船しました。
今回はこの先生のおかげでうまく方向転換をすることができました。ポイントは漕がない側のオールを
水面に付けておくこと。こうすると早く曲がるらしい。早速やるとさっきのことが嘘のように曲がれました。
 しばらく沖に出て担任の先生は重大なことに気付きました。「無線機忘れた!!」
 いっしょにいた女子体育の先生は
「この組は入れ替えがないんでしょ?」と聞くと
「20分後にあります。」と担任が話し、「それじゃ、大丈夫でしょう。」という話になりました。
午前中と違い、視界も良好。午前中よりもかいの操作もうまくなっていました。
しばらくして、他のクラスと競争をしようと思いつきました。相手の舟に近づき
「競争しませんか?」と叫びます。
相手の先生は無線機を使って何かを話しています。しかし、そううちのクラスは無線機を忘れたのです。
みんなは
「無線機忘れるなんてバカだなぁ。」と文句を言っていました。
 相手のクラスに
「すいませーん。無線機忘れたんです。」というと相手は「えっ!」と驚いていました。(それもそうだろう。)
お互い大声で連絡を交わして、いよいよレース開始。相手はKiyoshi's HPのオーナーがいるクラスです。
序盤、いい試合展開でした。そして、うちのクラスが一歩リード。このままいけぇーという気持ちでしたが後ろの席にいた人の
オールが溝から外れ、しかも足を延ばす所にある板まで外れてしまい
「先生、はずれましたー。」と言っているのに先生はレースに熱中。
それが原因か徐々にスピードダウン。結局レースには負けてしまいました。
 相手のクラスは後半、かけ声で「出して、出して、出して。」と、ちょっと怪しいかけ声をしていたそうですが、先生は全く気付かなかったようです。
この後、先程の外れた件を先生に言いました。

 このあと大事件発生!!例の午前中にもあった大変なこととは・・・
 カッターに乗って最初に言われたことは「よく分かりませんがオ−ルの先を深く沈めると推進力の力で引き込まれて
首をつるので気を付けるように。」
と話していました。その後たくさんの人がオールが沈んで先が持ち上がるので首をつっていました。
とくにある男子は数十回もこういう状態になっていまいました。
 あのレースが終わってしばらくして先生が女子と一緒に漕いでいて、あの状態
(首をつる)になりました。
その時先生は、首をつらないで後ろにコケました。おかげで後ろの1人で漕いでいたいた男子に直撃。
その男子は足を思いっきりつぶされてケガをしてしまいました。先生でもあなどれない事故でした。
 この後、疲れも出てきたのか1人で漕ぐ人が増えてきました。
 そんな中、近くに他のクラスのカッターが。早速レースを申し込みます。

無線機がないので女子が中心に「競争しましょう。そうしましょう。」と何度も大声を上げました。
またもや相手の先生は無線機で応答。
「無線機無いんです。」と言って、相手のカッターに近づいていきました。
そして相手は
「みんなばててしまってだめなんです。」と言って競争を拒否。
「こちらも負傷者とかいるんです。1人で漕いでいる人だっているんですよ。」
「実はというとさっきから全然動けないんです。」
と言われました。
仕方なく、
「じゃあ、私達が見本を見せましょう。」と言って、その場を離れていきました。
 その後、しばらく濃いでいてまた競争をしようと思いました。
その時、無線の話を聞いていた組も競争をすることに。3組で一斉に競争をしようということになりました。
しかし、まもなく交代の時間・・・。なかなかもう一つの組のカッターが着かないのでこの競争はあきらめることにしました。
 そして接岸しようと思ったら、カッターが1台出て行くではありませんか。時間に間に合わなかったのでしょうか?
そして、そのままさっき交代した組がうちらのカッターで出ていきました。
どうやら、間に合わないので無線のある近くのカッターが交代してうちらが来るのを待っていたみたいです。
よく分かりませんが・・・。

<清掃キャンプファイヤー準備
 カッター訓練の後は清掃です。
キャンプファイヤー係の僕は校庭が掃除分担箇所です。
外に出て、ほうきで落ち葉を掃いていたら車がやってきて校庭の中心部に止まりました。
そして、木をどんどん下ろしていきます。そしてさっさと行ってしまいました・そうやらキャンプファイヤーで使う木のようです。
それで、早速この木を積むことにしました。少し傾斜のでバランスが悪く最初のうちは低めでしたが思い切って高くしました。
これで、まきの積み上げは完了。あとは本番前の準備です。
 この後夕食を食べて1日目にできなかったキャンプファイヤーです。
係りだった僕は、一番にお風呂に入って準備をしに外へ出ました。
<キャンプファイヤー準備
キャンプファイヤーで使う放送の機器などのテストをします。マイクで一言「あーーー。」と言ったら、
「あっあっあっ。」と音が切れたりしてなんか変です。先生がやってきて調べてみるとマイクの音量が高すぎたり
スピーカのそばで言ったからこうなったんだろうと言って音量を少し下げたりすると無事に普通の声が出ました。
 点火に使うたいまつは、掃除に使うためにもってきた雑巾を使うことに。
 準備が整って遊んだりしていると、キャンプファイヤー担当の先生が理科なので理科に関する問題を出題。
「あそこに見える星は何でしょう?」と星に関する問題を出しました。
「あれが夏の大三角でこと座、はくちょう座、わし座。」などと説明していました。
<キャンプファイヤー>
 開会の言葉を僕が言った後、火の神登場です。「遠き山に陽は落ちて」を歌いながら登場する予定でしたが
みんな歌いませんでした。歌詞とかをよく覚えていないからだと思うんだけど・・・。
点火をいよいよするというとき、4人いる火守り人
(火の巫女)のうち1人のたいまつがポロリと落ちてしまいました。
慌てて新しいのをもっていって何とか点火は無事に完了。「燃えろ燃えろ」が流れます。
この後、四方から花火を打ち上げました。みんあ
「わぁ〜!」と歓声を上げました。
 そして、クラスごとに花火を楽しみました。171名
(休みの人も入れて)いるわけだから一斉にやった花火は
回りからすごい煙で前が見えなくなるほどでした。
打ち上げ花火も何発か上げましたが、打ち上げても鳴らないでそのまま落ちてきてしまう物もありました。
一瞬そばにある電線に落ちそうでひやっとしましたが、林の奥に落ちていきました。
みんな
「あれは何だ?」と驚いていました。
 花火の後、片づけをしてフォークダンスです。
オクラホマ・ミクサーを踊ります。女子体育の先生が音楽に合わせて、
「ツーステップ、ツーステップ、歩いて歩いて歩いて止まる。かかと、つま先、(回って)かかと、つま先、はいパートナーチェンジ。」
などと言っています。
 しかし、体育館で行った練習では音楽がかからず練習できなかったので、本番でも戸惑いました。
そして、音楽が終わるとみんな嬉しそうに拍手をします。すると
「もう一回やります。」という声に「えーー」といやそうでした。
僕も、もう終わりがよかったんだけど・・・。
 そして終わるたびに歓声が上がり、再び音楽が始まると
「まだやるのー。」と、さすがに飽きてきた表情になりました。
約1周半踊ってフォークダンスは終了になりました。
 ふと中心を見てみると、キャンプファイヤーの炎はずいぶん小さくなっていました。とうとうフィナーレです。
火の神が登場し、話をすると「今日の日はさようなら」を流しながら去っていきました。
 こうして1時間にわたったキャンプファイヤーは無事に終了しました。
<キャンプファイヤー −片づけ
 僕は係りなので当然片づけをします。
そばに落ちている花火などを拾って燃えているキャンプファイヤーの中に先生が入れると、まだ燃える物もありました。
みんな口々に
「あぁーもったいない。」と言いました。
最後に灯油をかけてボワァ〜となったところで生徒は解散。先生方はもう少し片づけをするようです。
・・・こうして2日目終了。明日は登山になると室長からの連絡。
カッターの方がいいなと思いながら就寝。
今日は昨日ほどうるさくはなりませんでした。

15日
 今日は朝から良い天気です。とうとう最終日です。
今日は登山があります。朝食をしっかり食べて登山スタートです。
<登山>
 最初の予定では地蔵岳に登る予定でしたが、それよりも楽な外輪山を回ることになりました。
前日した見に行った先生は、
「途中急所があるので気を付けてください。」と言っていました。
こうして出発しました。5組・4組・3組・・・という順番です。
 最初のうちは細い道でくねくねしていました。そして外輪山登山コースに入ったとたん、傾斜がきつくなりました。
この時点で汗だくだくです。しばらくして動きが止まりました。傾斜のところで止まりたくない気分ですが
ここで止まるということはこの先に難所があるということです。それから上の方で
「軍手用意!!」と言葉がまわってきました。
そしてしばらく行くと鎖が出てきました。すごい傾斜です。足場は木の根っこが出ているぐらいしかありません。
思わず駆け足
(大股)でその場を通りました。途中で鎖がゴムの帯みたいな物に変わったりしました。
途中で鎖に対して左右交換しないと進めないところがあり苦労しました。しかし、これからが本当の正念場でした。
今度はきつい下りです。辺りに生えている草などをつかみながらゆっくり下りました。しかし、足が滑ってあともう少しというところで
こけました。回りにいた友達が
「大丈夫?」と声を掛けてくれて嬉しかったです。
 この急所の後はしばらくの間、楽でした。そして出張山につきました。いい眺めでしたが今回休憩しないので先に進みます。
その後何度も上り・下りの連続。一体どこまで続くのやらと思いながらも歩いていると前のクラスが見あたらない。
しばらくして担任が来て、
「たぶんこっちでしょ。」という方向に進んでいきました。<たぶんここは野坂峠>
ふと後ろを見ると後にいるはずの3組の姿もありません。また上り・下りの連続を繰り返していぐと先頭の5組姿が見えてきました。
このコースで間違っていないと一安心しました。しかし、この後も木の根っこが突き出ているところ、急に下がっている所などあり
苦労しました。
 薬師岳に到着。こちらもいい眺めでした。写真撮影をしたり水を飲んだりして出発しました。
出発してすぐ、地面が滑るところでした。辺りの草をしっかり握り下っていきました。
しばらくすると女子の悲鳴が聞こえました。また難所かと思いましたが違うようです。
「巨大ミミズだ!」なんて声が聞こえます。「あれは1メートルぐらいあるよ!」と言ったりしていました。
そばにいた先生は「1メートルのミミズなんていないよ。」と僕に言ったりしました。
その現場を通るとき、何もいませんでした。ただの嘘だったのでしょうか?それとも逃げたのか?まぁよく分かりませんが
その場を通過しました。
 さて、まだまだ続きます。そばにいた2人の先生
(うち1人担任)はこう話していました。
「まだ続くんですかね?」
「どうでしょう?私こっちを通るのは初めてなんです。
 みんな地蔵だけの方に登っていたので。でもこの様子では地蔵岳じゃなくてよかったですね。」
「えぇ。でもいつまで続くんでしょうかね?」
「山とかじゃないから分からないんですよね。
 トップにいるK先生
(女子体育の先生)はペースが速いですね。後ろがいませんよ。」
「ほんと、しかし上りよりも下りの方がきついですね。」
「そうですね、たくさんの人がこけていますしね。」
と、先生も余裕を見せられないようです。
 途中、地面が草で覆われていて見えないで、いきなり下がっているところもあって大変でした。
そして、道に出ました。出発の時に先生は、
「終わり頃に道に出ます。」と言っていたので、これでやっと登山は終わりだと
内心喜んでいました。<五輪峠>
 しかし、曲がりくねっている車道。なかなか大沼に続き道が出てきません。あとでしおりを見てみたらその距離の長いこと。
しかも休憩ポイントのある大沼のtころまでもとても遠かったのです。その長さといったら薬師岳から五輪岳の長さぐらいありました。
 やっとの思いで休憩ポイントにつくと、先についている組が3組。それは、うちらの後についてくるはず組でした。
なんで後ろにいる組が先にいるのかとても不思議でした。1・2・3・組はみんな、登山のルートを間違えたのです。
そう、うちらも迷った野坂峠です。あそこできっと道を間違えて下ってしまったのです。
(僕はそっちのルートを通っていないので本当かは不明)
話を聞くともう20分もいるとか。今まで自分たちが通ってきたあの山道はなんだったんだ?と思ったりしました。
しばらくして休憩ポイントを出発しました。
 途中に魚釣りをしている人がいました。
通るときにちょうど魚が釣れました。みんなが
「すごい!」と言うとその人は釣った魚をこちら側に向けて満足そうに
見せてくれました。
(この釣り人は女性。近くの車でえさの準備をしていた男性がいた。)
 こうして無事に登山終了。
途中こけたりもしましたが、無事に到着して一安心でした。

<身辺整理〜>
 とうとう林間学校から去ります。
自分の荷物を整理してバスに運びます。この後大掃除をして退校式なので、もうこの部屋に戻ってくることは無いでしょう。
よく回りを見渡し、荷物をバスへ運びました。
<大掃除>
 最後の掃除です。来たときよりも美しくと、掃除を行います。
校庭では、昨日燃やした灰の片づけをしたりしました。
掃除の後は退校式です。
<退校式>
 長かった3日間。それもとうとう終わりです。
しかし、管理人さんの姿は見えませんでした。
並んで教頭先生の話の後、管理人さんのあいさつになりました。
「私は最初の時ここで『できないんじゃない。やろうとしていないだけなんだ。』とやる気について話したが
 さっきの大掃除でまじめに掃除をしていないやつがいて怒った。それで、こんなやる気のないやつがいるんじゃ
 私も退校式に出るやる気が無いと思い行がないと思った。ばあさんも
『あなた、これじゃ退校式に出ない方がいいんじゃない?。』
 と言った。しかし、そんな中でまじめに掃除をしていたやつがいるんだよ。だから、私はその人に悪いと思ってその人のために
 出てきた。ご苦労だったね。」
などと、最後の最後でも怒られてしまいました。(一部間違っているところがあったらすいません。)
 退校式の後、昼食の弁当とバナナをもらって林間学校を後にしました。バスが出発します。

<〜群馬フラワーパーク>
 バスの中ではターザンを見ました。学校で借りたほとんどのビデオを3組が持っているということで
群馬フラワーパークに着いたら交換しようと言っていました。

<群馬フラワーパーク>
 群馬フラワーパークは班行動です。まずは弁当を食べました。
そして、スタンプラリーをしようということになりました。ここのスタンプラリーは全部回って一つの絵が完成するという
ちょっと面倒でした。途中で班行動が分解。バラバラになってしまいました。その後僕は、1人で残りのスタンプラリーを回りました。
しかし、一つだけどうしても見つからない所があって何度もその周辺をうろうろしましたが結局見つからずそこのところはあきらめました。
あとは1つです。見学時間の残りが少ないので急いでいました。そしたら教頭先生と会ったりしました。
教頭先生はいろいろな生徒の写真を撮っていましたが、
「あれは絵にならないなぁ。」などとぶつぶつ言っているところをすれ違いました。
最後のスタンプを押して戻る頃
「まもなく集合時間です」とのアナウンス。急いで集合場所に行きました。
そこでは、水鉄砲にコーラを入れて遊んでいる生徒がいました。もったいないなぁとも思いながらあんなに元気があってすごいなと思いました。
<〜観光センター>
 結局さっきまで見た映画を見ることになりました。
そして、その映画も終了。
グッドタイミングで終わりました。観光センターに到着です。
みんなトイレ休憩の後、今回は買い物可能なのでコンビニでジュースを飲んだりしていました。
<〜学校>
次のビデオは何にしようかと、話をしていて「トイレの花子さん」を見ることに決定しました。
アニメではなく実写版です。わざとらしい演技にみんなは大笑いをしました。
しかし、一部の生徒ではおもしろそうに
「こわぁーい」と言ったりしました。
そんな中バスは13日の朝いた駐車場に戻ってきました。
<学校着>
 長かった3日間。やっと戻ってきました。
3日間いろいろありました。その中でも、大きな事故やケガが無くてよかったです。
外は雨が降っていて雷もなっているような状態でした。
今日は祝日です。だから振り替え休日として月曜日が休みになります。ゆっくり休みたい気分ですが
月曜日にはまた部活があります。しかし、今の自分はそんなこと忘れてとにかく3日間終わってよかったという気持ちで一杯でした。

林間学校の思い出 
©2000.10.14 Hitoshi


<編集後記>
 今回の林間学校で一番印象にあるのは管理人さんの言葉です。それで会話の様子を多く本文に入れました。
自分たちがうまくやっているようでも必ず説教をする管理人さんは僕たちに集団生活・日常生活の上での大切なことを
教えてくれました。
 この管理人さんも今年の9月で管理人生活終了だそうです。先生が中学生の頃から林間学校の管理人をしていたそうです。
昔は、何か悪いことをするとすぐに座禅をさせられたりしていたので今はずいぶん丸くなったと話していました。
 今回林間学校の思い出を更新させるのに1ヶ月経ってしまいました。あの林間学校からもう1ヶ月なんてとても早いような気がします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
 
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