<第1話>「PCも電池交換必要なんですよ!!」
2000年12月中旬の出来事・・・
今日も学校から帰ってPCの電源を入れると、あれ・・・・PCが起動しない!
BIOS(コンピュータを動かすための最小プログラム)のPOSTテスト(メモリーやプラグアンドプレイの検出、テスト)
で停止している。よく見てみると、HDD(ハードディスクドライブ)1個しか認識されていないようだ。
そこで、セットアップメニューを出した。すると、時計も消えているし設定も初期化されていた。
CPUの設定や時計・IDEなどの設定を全てやり直して再起動した。
すると、ちゃんと起動してくれた。
ほっとしていたのはつかの間、この時まだ僕は電池が関係しているとは思っていなかった。
翌日、同じくPCの電源を入れるとまたもや止まってしまう。昨日と同じ箇所で。
またいちいち、時計などの設定を戻して再起動をする。・・・・連日この作業が続いた。
これはどうもおかしいと気づき、設定が消えることから電池が原因だとすぐに分かった。
本体のふたを開けて電池を取り出す。チェッカーで調べてみると容量0。これでは消えるはずだ。
しかし、CPUやIDEの設定などはフラッシュメモリーで電気が無くても消えないようになっているのではと
疑問もあったが、新しい電池を取り付けて設定をし、PCを起動する。
・・・しかし、問題は直らなかった・・・。
もう一回電池を取り出し、他の電池製品に取り付けてみる。ここでは時計に取り付けた。
すると、液晶の表示がめっちゃ薄い!新しい電池なはずなのに(怒)
もう一度新しい電池を買ってきて同じ時計に入れてみる。すると今度は濃い表示。
それをPCに取り付けて設定をし直し再起動。
この後、BIOSの設定が消えるということは起こらなくなった。やっぱり電池のしわざだったのだ。
しかし今回、「PCも時計や設定の維持などで電池が必要なんて」と思う出来事だった。
<第2話>「あの恐怖再び・・・」(2001.06.30)
いつも通りに使っていたPC。しかし、このごろやたらとあるプログラムの強制終了が続く。しまいには、画面で表示される文字が・になったりした。(例)<システムのプロパティ内>システム・(通常は システム:)
そして、だいたいこのような状態になると数分でPCはフリーズ(何も動かなくなる)してしまう。実は、こういう経験を過去にしたことがある。大体、文の終わりが「・」になってしまって、ある日突然、そのPCは「レジストリが破損しています。「OK」を押すとレジストリの復元を行います。」と言う画面になってOS(Windows 95)は全く動かなくなってしまった。そう、レジストリはPCを動かす上でのいろいろな情報が書き込まれているものである。OSの使用者やプロダクトキーなどもここに記録されている。結局この修理には、HDD(ハードディスクドライブ)をフォーマット(初期化ともいい、HDDの中身を全て消すものだと思ってください。)し、OSの再インストールをするしかなかった。
こういう経験から、この状態はとてもやばい!と思い、すぐにシステムの復元をした。システムの復元とは、Windows
Meに搭載された機能である程度前の日の状態にPCを復元する機能。
そしたら、そのような状態は起こらないようになった。やはり、何かシステムファイルが壊れていたらしい。僕にとって、今この「システムの復元」は重宝する機能になっている。
これまでは中身のファイル関係でのトラブルだったが、更にもう一つ、今回はハード(機械、装置)でも異常が起きた。それは、HDD(ハードディスクドライブ)の異常である。この頃よく、回転がおかしくなるのだ。これはもう寿命だと思うので、そろそろ買い換えようと思った。
<第3話>「意外に時間がかかったPCのアップグレード・・・」(2001.07.08〜14)
買い換えようと思っていたHDD。とうとう購入の時が来た。今回は40GBのハードディスクを購入した。家に帰り、早速つなげてPCを起動させた。しかし、BIOSのPOSTでその40GBのハードディスクが認識されない。一瞬故障かと思ったり、マスター・スレーブの確認もした。でも、40GBという大容量のHDDに、僕はBIOSの壁があるのではないかと考えた。というのも、昔から8GB以上は読めないとか、13GB以上はだめとか、壁があるのだ。でも、12GBのHDDは認識されていて無事に使用しているのだが・・・。
ということで、インターネットでマザーボード(HDDをはじめCPU・CD-ROM・モデムなど、パソコンの機器は全てこの基盤に取り付けられる)のメーカに行ってみた。そして、BIOSがバージョンアップされていないかを確認した。すると、40GB以上のHDDを読めるようにアップされていた。そのほかにも、電源などいくつかの点でアップされていた。そこで、その最新版のBIOSをダウンロードした。
後はBIOSを書き換えるだけである。(古いのを消去し、新しいものを書き込む)BIOSはマザーボードに接続されている機器を制御するものなので、この書き換えが失敗するとPCは一切動かなくなってしまう。
まず、BIOSアップデート用の起動ディスクを作成した。普通の起動ディスクでは、日本語表示をするためにいろいろの設定が読み込まれる。しかし、BIOSアップデートでは純粋な英語のMS-DOSを使用する。そのため、よけいな設定が行われないように設定ファイルなどの削除をする。そして、最新のバージョンのBIOSをFD(フロッピーディスク)に入れる。そしていよいよBIOSアップデートである。
先程作成したFDでPCを起動。BIOSのバージョンを確認してBIOSアップデート開始!!
時間の経過ごとに 「Write OK」のバーが伸びていく・・・。とうとう最後まで到達した。「Restart」「exit」と表示されているので「Restart」を選択して、PCを再起動した。するとBIOSの更新日時がきちんと更新されていた。更に、40GBのHDDも無事に認識されたのである。BIOSアップデートは成功である! その後、無事HDDはパーティション(1つのHDDを複数に分ける)を作成し、使用できるようになった。
HDDが使えるようになったら、今度は既存のHDDからのコピーだ。今回はOSが入っているドライブの空き容量が減っているので、そちらもコピーをした。HDDをシステムを起動させる位置に移動させPCを起動させた。しかし、またここで問題が発生してしまった。
OSに標準で入っているフォント「MS 明朝」など、ある特定のフォントが出てこない。フォントフォルダに名前が出ていてもワープロソフトなどで見てみると名前が出てこないのだ。何度フォントを消して入れ直してみてもワープロソフトでフォントが出てこない。非常に困った事態になってしまった。
ちょうどその頃、メモリーが大特価で販売されるのでこの際、メモリーも増設しようと購入した。購入したメモリーは128MB。もともと入っているのが128MBなので、これで倍の256MBとなった。それでPCを起動させると、スタートメニューなどの表示がとても速くなった。やっぱりメモリーはたくさんあった方がいいとこの時思った。
しばらくの間、フォントをいろいろと試していた。が、とうとうダメだと思ったのでOSの再インストールをすることにした。およそ30分インストールのために待った。そして、ワープロソフトで再び見てみると・・・ 無事に全てのフォントが選択できようになった。やはり、動作がおかしくなったときなどは再インストールが一番である。特に僕のPCは自作機だからしょっちゅう再インストールをするのだ。(笑)
こうして、無事にHDDを取り替えられ、メモリーまでも増設することができた。更にOSの再インストールで不具合も解消し、やっとPCのアップグレードは完了した。当初は2日くらいで終わらそうと思っていたが、BIOSのアップデートやフォントの問題なのでだいぶ時間がかかってしまった。でも、こういうことがあるからこそ、自作機というのはおもしろいのだ。(笑)しばらくの間は、この環境でやっていけるだろう。多分、次のアップグレードはCPUの買い換えに伴いマザーボード、メモリー、ケースなど、大がかりの作業になるんだろうなぁ・・・。
(あとがき)
今回難しい用語ばかりで読んでも意味が分からないと言う人がいるかもしれません。もし、こういったことに興味があるようでしたらお気軽にメール下さい。できる限り答えようと思います。逆に、僕にアドバイスをくれるという人でもいいですよ。
<第4話>「動かなくなったPC・・・」(2001.10.29)
去年、内蔵電池消耗によるトラブルがあったが、とうとう中心部へも来てしまった。電源装置である。
最近だいぶ気温が下がってきて、PCのスイッチを入れても数秒で切れてしまうのだ。おおよそ23度を下回ると動かなくなった。普段PCは夜使うので、気温が下がっているこの時間帯PCが使えないのである。最近購入したDVD/CD-RWドライブを取り付けてから調子が悪い。もしかしたら電力不足になっているのかもしれない。・・・とにかく使えないと不便なので、新しい電源を買うことにした。と言っても、今まで電源なんか購入したことはない。そこで雑誌を調べていたら電源を特集している号を見つけた。どれにするかを決めて、後は購入するだけだ。しかし、僕の住んでいる辺りで電源を売っている店はない。そこで通販を利用することにした。
電源なので目的の物を見つけるのにとても苦労したが何とか見つかり注文した。すると翌日には送られてきた。とても早くて便利である。早速付け替えをして試運転してみると無事に作動した。254Wから350Wでおよそ100W増加した。しかもこの電源はとても静かである。こうして無事にこの話も書けているのだ。(笑)電源がないとPCはただの箱だからね・・・。
<第5話>「マイネットワークの不調」(2005.07.22)
久しぶりに更新です。
我が家ではパソコンが複数あり、世間ではあまり普及していない頃からLAN(ローカルエリアネットワーク)でネットワークを組んでいます。そんなこともあって、ネットワークのトラブルが多いのです。例えば、ネットワーク全体を開いてもコンピュータが表示されない(Windows
9x)など。Windows XPになってネットワークの設定も安定し、もうそんなトラブルはないだろうと思っていたら、「ワークグループのコンピュータを表示する」で表示できないパソコンが。この一覧は、コマンドプロンプトでやると「net
view」で同様のことが出来ます。しかしそれでも表示されず(当たり前か)当初は大学へのVPN接続ソフトウェアのせい(設定のしようで一切ネットワークが使えなくなったという経緯がある)だと思いアンインストールすると、ブルーバック(システムエラーでメモリのダンプが作られた後再起動)に。するとアンインストールが不完全になってしまい、アンインストールしようにもパッケージが壊れていると表示され、再インストールを試そうにも既にインストールされているものをアンインストールしろという表示。もうどうにもすることができなくなってしまいました。
今多く使われているセットアップソフトウェアは、InstallShieldによるもので、昔のものと違って個々のソフトウェアにアンインストーラーが付いてはいないのです。設定をレジストリで行って各ソフトウェアでセットアップソフトウェアを共有しています。そのため、レジストリから失敗したアンインストールの情報を検索し、片っ端から削除して何とかインストール出来るようにし、今度こそ完全にアンインストールしました。それでも直らず、パーソナルファイアーウォールを切ってみてもだめ。ワークグループを変更すると、ワークグループは確かに作られているのに所属しているはずのコンピュータが表示されない。マスタブラウザを担当するPCが悪いのかと、担当するPCを変えても変化なし。もうこの問題は迷宮入りかと思われました。
しかし原因が特定できました。ここはインターネットで検索すると、コンピュータの説明が48バイト以上(日本語で24文字)になるとコンピュータが表示されなくなるという。他にレジストリで積極的に身を隠すというものもありました。結局確かに長かったコンピュータの説明を短くしたところ、無事に表示されるようになりました。一時期はOSの再インストールも検討しましたが、とにかく復旧できて何よりです。
本当は文中に述べた最悪時のアンインストール方法も説明したいところですが、一歩誤ると本当にOSが動作しなくなるレジストリの操作があるので、ここでは説明しませんでした。この件で困っている方はネットで検索すれば方法は出ていると思います。(私のやり方は行き当たりでうまくいくので、本当は危ない方法です)責任は持てませんが私のやり方を知りたい方はメールを頂ければと思います。同様のトラブルを抱えた方に、この経験がヒントになれば良いなと思っています。ちなみに現在遭遇している問題は、「共有ドキュメント」が「Documents」になってしまう問題。こちらは以前から検索しているのですが、なかなか解決方法が出てきません。ご存じの方は是非情報をお願いします。